お互いが心の支え
シェルターのスタッフは、ブランブルが愛情深い性格だと言うことを知っていましたが、
この子がボタンと出会った様子を見て本当に面倒見が良いことを実感しました。
スタッフによると2匹は切っても切れない関係で、
一方が欠けてしまうとそれぞれが困った様子を見せるそうです。
特にボタンは耳と目のほか、脳にも障害を抱えているのですが、
ブランブルがそんなボタンの面倒を優しく見ているとシェルターのスタッフは語ります。
ボタンは頭位の傾斜状態がひどく、エンセファリトゾーン寄生虫も検出されたとのこと。
この寄生虫は多くのウサギに寄生していますが、中には重症化して脳障害や命を落とすこともあります。
そのためシェルターでは、ボタンに数週間の治療を行いました。
またウサギは社会性が強いので、孤独を感じると絶望のあまりに命を落とす場合もあります。
孤独なブランブルはボタンのお世話をすることで、幸せを感じているのでしょう。
一緒にいると言う幸せ
ブランブルのおかけで、ボタンも元気で過ごしているそうです。
2匹の関係は、ウサギの仲間以上のものがありました。
ブランブルはボタンを誘導し常に危険も知らせ、ボタンは嗅覚でブランブルについて行きます。
また、ブランブルは寝ているボタンが寒くないように寄り添い、エサも分け与えるのです。
障害を抱えながらもボタンは活発なようで、
一緒にいるブランブルも幸せそうにしているとスタッフは語ります。
2匹は一緒にお昼寝や日向ぼっこをし、ふざけあって遊んだりもしているとのこと。
シェルターでは、ウサギの飼育に慣れたベテランの里親さんを探しています。
もちろん2匹一緒にと言う条件も付与されています。
この子たちに、惜しみない愛情を与えてくれる飼い主さんが現れることを、願わずにはいられません。
【関連記事】
*バナナが美味しくて恍惚としているウサギの表情をご覧ください(笑)
*子ウサギたちと遊んでいるうちに、ぴょんぴょん飛び跳ねて真似し始めた子猫が可愛すぎる!
*爪切りのために来たはずのウサギがキャリーケースの中で死んでいた!その理由があまりにも悲しすぎる・・・
*後ろ脚が麻痺して動けなかったウサギを救ったのは、なんとスケートボードだった!
*瀕死の状態だったウサギとハト→同じ一人ぼっちという境遇だったからこそ絆が生まれ、奇跡を起こしました…!
出典:The Dodo/Raystede Centre for Animal Welfare