2キロの被毛との3時間に及ぶ格闘
毛刈りの作業は、CARESのスタッフ2人とボランティア1人の計3人で行いました。
ラグズはとても我慢強かったそうで、作業中はずっとスタッフの手を舐めていたそうです。
ペイジ・ドハーティーさんによると、被毛のもつれが固くてハサミで分割しながら、
皮膚をひっぱり過ぎないように剃らなければならなかったそうです。
被毛が徐々に取り除かれていくと、シーズーらしい毛色がやっと見えてきました。
刈られていく被毛は、まるでコートを脱いだかのような厚みを持っているかのようでした。
3人がかりで3時間も格闘した末、見事にラグズは生まれ変わりました。
約2キロもあった被毛がなくなったラグズは、嬉しいのかとても幸せそうです。
2キロもあった被毛を、ずっと抱えていたのですから驚きです。
前向きなラグズ
ラグズは検査の結果、フィラリア症という感染症にかかっていることが判明しました。
しかし、数年かけて治療すれば完治できる病気です。
また、被毛のもつれのせいで前脚が湾曲しています。
ですがそんな状況でも、ラグズは友達と一緒に遊べるシェルターの生活を前向きに楽しんでいるそうです。
ペイジさんによるとシェルター内でのラグズは、
膝に乗るのが大好きなフレンドリーで遊び好きなのだそうです。
他の動物とも仲良くできるので、素晴らしい家族の一員になれるだろうとペイジさんは語ります。
ラグズは現在、里親さんを募集しているそうです。
甘えん坊のラグズを優しく受け止めてくれる家族に、少しでも早く出会えることを願っています。
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