海賊から豪華客船を護衛
アラビア半島とソマリア半島に挟まれたアデン湾では、
ソマリア海賊による襲撃の問題が長年続いています。
自衛隊を含めた各国の対処で被害は減少傾向にありますが、危険な場所であることに変わりないのです。
しかし2018年4月、
日本の客船「飛鳥Ⅱ」は世界一周クルーズでそのアデン湾を通過する必要がありました。
そこで海上自衛隊は、客船の護衛任務をすることになったのです。
海上保安官8名を含めた210名が乗る第29次隊「せとぎり」と哨戒機で、周囲の安全確認を行います。
少しでも怪しい船を発見したら海賊か否かを見極めて、
飛鳥Ⅱが無事にアデン湾を渡りきるまで自衛隊は警戒を怠りませんでした。
そして任務を終えた海上自衛隊の人々が豪華客船を見た時に目撃した光景を、
次のページで詳しくお伝えいたします。
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