農場の野犬
ミネソタ州に在住している警察官のキャスリン・スミスさんは、昨年末に農場主から連絡を受けました。
その内容は、野良犬とその子犬たちが農場に住み着いて困っているとのこと。
スミスさんは農場の犬たちを保護し、そのうち1匹を警察で引き取ることにしました。
「ファズ」と名付けられた子犬は、警察所内で職員たちの人気者になりました。
人懐っこくフワフワの子犬が、職員から好かれるのは分かります。
しかし、それだけで警察内での仕事が務まるのでしょうか?
警察の仕事は、市民を守るという大切な任務です。
時には、凶器を持った犯人と戦うストレスを伴う職場です。
被害者の悲惨な光景も目にすることでしょう。
セラピードッグ
そんな過酷な環境にあって、署員の方々はファズのような可愛い存在にとても心が癒されるそうです。
職員の心を癒すために、ファズは週10時間のパートタイムで警察に雇われる事になりました。
職務は『抱っこ要員』です。
署員たちへの挨拶は欠かしません。
また気晴らしにボールで遊び、抱っこでストレスをやわらげます。
5ヶ月の子犬にして優しく穏やかなファズには、セラピードッグの適性があるそうです。
署では、訓練を受けさせて資格を取ることも検討しているとのこと。
資格があれば、被害者への心のケアに貢献できます。
ファズは勇猛果敢な警察犬ではありませんが、
セラピードッグとして傷ついた人々の心を癒していく存在になりそうですね。
【関連記事】
*ひとりの市民として、1匹の犬の命を体を張って守る警察官の姿に感動・・・
*1匹の犬のため、激しい炎の中に飛び込んだ警察官!命に対する熱い想いに心揺さぶられる・・・
*警察犬の最期を見送るセレモニーで撮影された1枚の写真に胸が熱くなる・・・
*台湾警察に新しく入った6匹の子犬!期待の新星たちの愛くるしさに世界中の人々がメロメロ(笑)
*警察犬をクビになってしまったシェパード犬の転職先にビックリ!
出典:The Dodo