不機嫌なロッド
シェルターに保護され、一見落ち着いたかのように思えたロッドでしたが、
長期にわたるネグレクト生活で疲れ果てているようでした。
そして、同じように目の感染症を患い保護された時期も同じだったパグのロッキーが、
すぐに預かり先が決まっていなくなったことで余計に不機嫌なようだったのです。
クリスさんによるとシェルターにいるロッドは、ストレスの塊になっていたと言います。
とても不機嫌で悲しそうな顔をしたまま動こうとしません。
ネグレクトを経験した身であっても、シェルターは彼にとっては地獄だったようです。
ロッドの幸せのためにも、一刻も早く家族を見つけてあげたかったとクリスさんは語ります。
収容されて1週間が過ぎ、ロッドの預かり先が見つかりました。
ロッドが欲しかったもの
そこには「モンゴ」という名前のブルドッグがいて、
仲間ができた生活が始まるとロッドの心情は一変したのです。
ロッドはモンゴのことが大好きなようです。
2匹はいつも一緒にいて、トイレも同じ場所だと語るクリスさん。
預かりママのナタリーさんがドッグスパに連れて行くと、ロッドはとても喜ぶそうです。
預かりママのナタリーさんからたくさんの愛情をもらい、
仲間のワンちゃんにも出会えたロッドはとても幸せそうです。
どうやら彼が欲しかったのは、『愛情』だったようです。
残念ながらナタリーさんは一時的な預かり親のため、このまま一緒には暮らせないとのこと。
しかし、人間への信頼を取り戻したロッドの嬉しそうな笑顔があれば、
近いうちに優しい飼い主さんに出会えることでしょう。
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