アメリカへの留学
16歳の服部剛丈(よしひろ)さんは、英語教室を開いていた母親の影響でアメリカに興味を持ち、
1992年の夏にアメリカ合衆国ルイジアナ州バトンルージュへ留学することにしました。
ホームステイ先は3人家族で、息子さんは剛丈さんと同世代のウェブさんと言います。
彼は優しいホストファミリーと共に留学生活を送る中、
家族に宛てた手紙や日記に様々なことを書き連ねていました。

中でも印象的な一文がこちらの言葉です。
「どこの国へ行くにしても、その国を『第二の故郷』と堂々と呼べるようになれば素晴らしい」
剛丈さんは、
「留学先がどこであろうと、そこで有意義な時間を過ごしたい」
という願いをこの文章に込めていたのでしょう。
そんな彼を待ち受けていた残酷な運命について、次のページで詳しくご紹介いたします。
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