少年からの電話
小さな子猫の叫び声は、驚くほどの音量で通りを外れた場所にまで響き渡ったそうです。
しかし、大人たちは見えない子猫の声に耳を傾けてはくれませんでした。
そんな中、10歳の少年が子猫を救って欲しいと動物保護団体に助けを求めました。
少年の要請を受け、救出チームが現場に駆け付けます。
廃墟は堅く閉じられており、消防隊にも出動を要請しました。
そしてやっと廃墟に突入すると、雨漏りでびしょ濡れになった子猫がキッチンの隅で怯えていたのです。
「現場に到着した時、何の動物かわからない大きな声がしていました。この子を発見した時は、あれほどの声を出していたのが小さな子猫なのが信じられなかったです。そして、この子はボロボロに疲れていてとても悪い状態でした。」
英国動物愛護協会(RSPCA)のヘレン・スミスさんはこのように語っています。
救出された子猫は、そのまま動物病院へと搬送されました。
子猫は女の子で、生後4週間とのこと。
その後子猫は、「クレオ」と名付けられました。
クレオのその後は、次のページで詳しくご紹介いたします。