女性は不安と興奮、期待が入りまじりながらベッドの下に寝そべっていました。
彼は部屋に入り手紙を読み始めます。
彼が読み終えた時、女性はショックを受けました。
「もしもし？今行くからね」
彼は口笛を吹き、ケータイを取り出しました。
そして通話を始めた様子です。
｢もしもし、今行くからね。あいつもやっと僕が浮気してるの気付いたみたいなんだ。ようやく出ていったよ。 この恋愛は間違いだった。あの女から自由になれて嬉しいよ。 君にもっと早く出会っていたら良かったのにね。またね！｣
まさか…。
嘘でしょ？
聞きたくない！
女性は衝撃を受けました。
全く予想してなかったのですから。
ショックでしばらく動けず横たわっていました。
彼は出かける準備をし、部屋を出ていきます。
女性は涙が止まらずそのままゆっくりベッドから這い出します。
何とか気を持ち直して部屋を見渡します。
机の上に二通目の手紙が置いてありました。
彼が女性に宛てたものでした。
おバカさん
机の上の彼からの手紙｡
読み終えると女性は、恥ずかしさと情けなさを感じつつも心から安堵しました。
そうして自分はなんて馬鹿な事をしたのだろうと思い知りました。
その手紙の内容はこうでした。
｢僕を騙したかったらベッドの下から足が突き出ていないようにした方がいいよ。 おバカさん。 買い物に行ってくるね。すぐ戻るよ。｣
なんて素敵な彼氏でしょう！
彼女が羨ましくなるとともに、もし誰かを試したいと思ったら自分も試される覚悟で行動しなくては、と勉強になりますね。
いやはや、ヒヤヒヤしましたがハッピーエンドで良かったです。
お幸せに！
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