脱毛の再診に訪れたワンちゃんは飼い主が無知であるために悲惨な姿になっていた…!

まぶたの脱毛

キティーがその動物病院へ診察に来たのは、2016年6月のことでした。

この時担当したのは、カーメン医師です。

少しシャイなキティーでしたが、とても元気な状態でした。

しかしまぶたの被毛が抜けており、ダニによる感染が疑われたとのこと。

カーメン医師は、飼い主さんに次のような助言をしました。

「この脱毛が悪化するようならまた来てください。」

その後しばらくしても、キティーは病院へは来ませんでした。

スタッフが回復したと思い込んでいた時、キティーは信じられない姿で来院してきたのです。

キティーの被毛は、かなり抜け落ちた状態でした。

しかも、全身が紫色に染められています。

紫の被毛

飼い主さんは、皮膚病が悪化したのでほかの病院に連れて行ったとのこと。

そこで注射やビタミン剤を投与してもらっても、一向に治らなかったそうです。

困り果てた飼い主さんは地元の人から民間治療法を教えてもらい、

キティーの全身に紫色のスプレーを散布したそうです。

ダニがキティーの体に寄生し、二次的な感染症を発症してしまいました。

そして脱毛が広がり、傷口も大きくなってしまい痛みも出てきたようです。

ダニの駆除は、それほど難しい治療ではありません。

少し悪化したと思ったら、

カーメン医師の指示通りに来院していればここまで悪化することはなかったでしょう。

しかも民間のよく分からない治療は、キティーをさらに苦しめる結果となりました。

再びもとの体へ…

動物病院スタッフは、キティーの治療を施しました。

そして1週間以内にまた来院すること、

ダニをチェックするために毎月検査に来るように厳しく指示を出して家族のもとへ返します。

1週間後、飼い主さんはキティーを連れて来院しました。

その姿に病院スタッフは驚きます。

被毛も生えはじめ、傷口も回復しているようでした。

紫色は少し時間がかかりそうですが、飼い主さんもかなり反省したようですね。

飼い主さんがペットの病気に対する知識を少しでも持っていれば、

このような事態にならなかったのではないでしょうか?

キティーの被毛が元の色に少しでも早く戻る事を、心から願います。

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出典:Darwin Animal Doctors

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