家族への信頼
ケビンさんは当時を振り返ってこう話します。
「あの日、弟は大人の会話についてこれなかった。ダニエルにとって話に入れてもらえないのは、とても辛い事なんだ。10分間の間に8回もハグをせがまれた時、ダニエルが話に混ぜてもらいたいことに気づきました」
ダニエルさんは多くの人からいまだに子供扱いされており、真剣に彼の言葉を聞こうとしてくれないのです。
信頼されていないことに対し、ダニエルさんは傷ついていました。
しかし彼がどれだけ信頼のおける人間か、ケビンさんにはわかっていました。
そのため、ケビンさんはダニエルさんに赤ちゃんの抱っこを頼みます。
抱っこしたダウン症の男性
ケビンさんとカイラさんによる予想外の提案にダニエルさんは始め驚いた様子を見せていましたが、
赤ちゃんを抱っこした途端にリラックスした雰囲気に変わりました。
優しく姪を抱っこしているダニエルさんは静かで、まるで瞑想しているかのようだとおもったそうです。
ケビンさんは、弟が赤ちゃんを抱っこしたくて仕方ないのだろうということを知っていました。
しかし、ダニエルさんが赤ちゃんをどう扱うか心配してしまう多くの親は子どもを抱かせようとしないので、
彼は今まで赤ちゃんを抱っこしたことがほとんどなかったとのことです。
ケビンさんの弟を思う気持ちとダニエルさんの優しそうな眼差しには、思わず感動してしまいますね。
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