意外な役
救命訓練は、「救護役」と「傷病役」を2人1組で交互に演じるものですが、
紹介する中学校の授業では、他の生徒たちにも役割があったそうです。
それは、警察官や救急救命士の役ではありません。
なんと、『現場を撮影しようとする野次馬』の役をするとのこと。
中学生の甥から聞いた授業の話。内容はAEDや心肺蘇生法を用いた救命訓練で、二人一組の生徒が交代で救護役と傷病役を演じる。その際に周囲の生徒にはスマホの模型を渡して撮影のフリをさせたらしい。スマホを向けられた全員が恐怖と悲しさを味わったと言う。モラル育成を兼ねた良い教育かもしれない。 pic.twitter.com/vqx9IweAJ6
— ゲーム残骸198X (@gt198x) December 21, 2017
スマホの模型を持った生徒たちが、救護役と傷病役の生徒と取り囲んだのです。
生徒たちにスマホを向けられる体験を通して、「面白半分の行為は醜い」と教えたそうです。
「スマホを向けられた全員が恐怖と悲しさを味わった」と、生徒たちは身に染みて恐怖を感じたようですね。
AEDを使用する際には、胸部周辺の地肌に直接電極パッドを貼り付ける必要があり、
人前で服を脱ぐ状態になります。
倒れた人には意識が無く、助ける人は野次馬を気にしている場合ではありません。
スマホの脅威
スマホを持った心無い野次馬が無防備な姿を撮影し、その画像や動画をSNS等に投稿したとしたら…。
考えるだけでも恐ろしい事です。
特に女性の傷病者に対しては、
「周囲の人の視線を遮るように、複数人で囲むように立つ」と言う対策が考えられています。
緊急時に、とっさにこの行動をしてくれる人たちがいるでしょうか?
一番望ましいのは『面白がって写真を撮らない』という事です。
鯨武さんの甥御さんが受けた「モラルの育成」授業によって、
相手の立場を考える人たちが増えて欲しいものです。
人目を気にせず目前の命を救う行為に注力できれば、救える命も増えるのではないでしょうか?
野次馬になるのではなく、人の命を救う認識を誰もが持ちたいものです。
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出典:Twitter