皮膚を傷つけてしまうと、多少の出血であれば「かさぶた」になり、傷が塞がれます。
かさぶたは、血液中の血小板や赤血球が傷口に集まり塊になる現象です。
自然に剥がれ落ちる頃には、傷口が塞がれるという大切な人体機能です。
しかし、このかさぶたが体内にできていたらどう思いますか?

傷口を塞ぐありがたい機能は「血栓」と呼ばれ、怖い存在になることもあります。
通常は皮膚同様、傷ついた血管を修復するために現れ自然に体内で溶けるものですが、
血液中の成分バランスが崩れていると血栓は溶けず、血管の「ふた」になる場合があります。
これによって心臓近くでは「心筋梗塞」、脳の近くでは「脳梗塞」を引き起こす可能性があります。

また、脚にできた血栓が全身に送り出されると、「肺血栓塞栓症」の原因になることもあります。
血管内にできる血栓は、さまざまな症状として現れます。
次の症状が現れていると「血栓症」になっている恐れがありますので、病院へ行くことをお勧めします。
詳細は次のページにてご覧ください。
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