いまだ癒えない太平洋戦争の傷跡。
耳を覆いたくなるような話を、幾度となく聞いてきました。
しかし、その中には人と人を結ぶ感動秘話もあるのです。
台湾の老人
2008年の初夏、台湾で現在もコンサルティング業を営んでいる渡邊崇之さん(45歳)は、
ある台湾人の老人と出会いました。
劉維添(りゅう・いてん)さん(当時86歳)です。
右が劉維添さん、左が渡邊崇之さん。

劉さんは渡辺さんを台湾北部、獅頭山にある権化堂と呼ばれる寺院に案内しました。
そしてある位牌の前で手を合わせ、語るように言いました。
「今日はわざわざ台北より、渡邊さんが起こしになられました」
劉さんが祀られている位牌に向かって手を合わ、せ語りかけていたのにはある深い理由があります。
詳細は次のページにてご覧ください。
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