子猫救出作戦
到着したアニマルレスキューのスタッフは、ツナの匂いを染み込ませたスカーフを排水溝の蓋のそばに置き、
子猫を誘い出す作戦に出ました。
子猫が自力でパイプを登ってくるのを期待して待つつもりです。
しかし子猫は怯えきっていて、スカーフには全く興味を示しません。
「このままでは子猫が危ない。」そう考えたスタッフは作戦を変え、
近くのマンホールから子猫のいるところに近づき、捕獲器を仕掛けることにしました。
そして捕獲した母猫の鳴き声を録音し、その声を使って子猫を捕獲器の方へと誘導しました。
なんとか子猫を救いたいと、アニマルレスキューのスタッフは粘り強く待ち続けました。
すると待ち続けた甲斐あり、「ガシャン」という捕獲器の扉が閉まる音が聞こえたのです。
ついに、子猫は捕獲器の中に入ってくれました。
なんと、発見からすでに48時間が経過していました。
猫の親子のその後
どうにか子猫を捕獲することができました。
子猫は怯えていたものの、幸いにも怪我は負っていないようでした。
無事に保護されたことに、リサさんとアニマルレスキューのスタッフはホッと胸をなでおろします。
その後、子猫は共に保護された母猫と妹猫と一緒にボランティアの元に引き取られ、
元気にすくすくと育っているそうです。
子猫の危機をなんとか救おうと、人間に助けを求めた母猫の知恵と行動力は大したものですね。
人間と変わらない親子の愛情を感じます。
奇跡的に一命をとりとめた子猫の、これからの幸せな一生を祈りたい気持ちです。
子を思う母猫と妹猫との仲良し猫一家を、
できれば一緒に飼ってあげられる優しい里親さんを望みたいですね。
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出典:LoveMeow