走れる喜び
犬は走るのが大好きな動物です。
犬を飼った経験のある方はお分かりだと思いますが、
散歩が大好きな犬はドックランなどに放すと嬉しそうに駆け回ります。
そのような思いは、保護された犬たちも同じです。
ましてハンディのある犬たちは、さらに走りたい願望が強いかもしれません。
そのような犬たちにも特別仕様の車いすがあれば、脚が悪くても自由に走り回ることができます。
保護した犬たちに車いすを付けた病院側は次のようにコメントしました。
「彼らは車いすを手に入れると、喜んで太陽の下を駆け回り、草の中をかき分けました。時には競争をしているようでした。」
犬たちの平等な権利
病院の経営者であるFlorina Tomescuさんは次のように語ります。
「必要なケアを受けなければならない犬は、どの犬でもこのブカレストの路上で不安を抱える必要はないのです。」
生涯にわたって犬たちのケアをしてくれるこの病院では、冬に向けて家を用意しているそうです。
夏の間自由に外を駆け回った結果、多くの車いすは摩耗してしまいます。
体の成長なども考えると、他にも11台の車いすが必要なのだそうです。
「ここの犬達には、それぞれのストーリーがあります。しかしほとんどが、悲しいもの…。でも、今の彼らの姿を見て欲しい。下半身不随の犬たちが幸せでいること。それが我々のご褒美です。」
Tomescuさんはこのように語ります。
犬たちの権利と幸せを一番に考えるこの姿勢に、とても考えさせられました。
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