短脊椎症候群
エミューはなんらかの先天性疾患を抱えて生まれてきたのだそうです。
横に寝かせてみると、エミューの背中が少し短いのがわかります。
彼は「short spine syndrome(短脊椎症候群)」という、
脊椎が短く傾斜している遺伝的な病気だったのです。
飼い主のサルバトルさんは、以前にネットでエミューと同じような症状を患っている犬を見たことがあり、
その病気を分かっていました。
それでも、サルバトルさんは他の犬と同じように愛情を注いできたのです。
この短脊椎症候群という病気は先天性異常で脊椎や靭帯が短く、
足が不自由になったり長さや形に異常が見られます。
この病気にかかっている犬は、尻尾がなかったり極端に短かったりします。
しかし日常生活に支障はなく、健康的に暮らしていけます。
病気への理解
このクーダという犬も短脊椎症候群です。
しかし、彼女は幸せそうです。
病気による痛みも感じていないようです。
普通、犬の平均的な寿命は14年だといいますが、この病気を患った犬たちの最高寿命も14歳でした。
病気だからといっても、その寿命は決して短くはありません。
普通の犬たちと同じように元気に生きていけるのです。
現在この病気を抱えている犬は、分かっているだけで17匹いると言われています。
しかし、その犬たちは病気を理解している飼い主のもとで、幸せに暮らしています。
そんな実情を考えたときに飼い主は犬の病気を理解した上で、
その病気もひっくるめてその犬を愛することが大切だと気づきます。
病気だからと飼うのをやめてしまうのではなく、
それがその犬の特徴だと思ってより一層愛情を注いで暮らして行くことが、大事なのではないでしょうか?
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