「何としても猫を助けたい」という思いから女性は火事の現場へと戻っていき・・・

助けたい命

その猫は全身にすすをかぶり、耳には火傷を負っていました。

「猫を抱き上げると、黒い燃えかすが私の体にパラパラとかかりました。その時昨夜この猫がどれだけ辛い思いをしたかが伝わってきました。」

アンさんはこの猫を救うため、すぐに動物保護センターに連れて行きました。

次の日、引き続きアプを探しに行ったアンさんは、偶然前日に発見した猫の飼い主に出会いました。

猫を動物保護センターに連れて行ったことを伝えると、飼い主は膝をついて泣き出しました。

家は無くなってしまいましたが、愛する猫が無事だったことがわかったからです。

こちらが助けた猫です。

体もきれいになり、元気そうにご飯を食べています。

もう1匹の猫

なおもアプを探しに歩いていると、今度は黒と白の猫がいるという情報が入りました。

雨水管の近くに行くと、近くにいた人たちが「パイプの中に猫がいる」と言っているのが聞こえました。

アプではありませんでしたが、アンさんとステフさんは猫を助けるためにパイプの中に入りました。

片側からステフさんが、もう片方からアンさんが猫に向かって泳いで行きました。

猫を驚かせないようにゆっくりと近づき、無事にその猫を保護することができました。

猫を連れて動物保護センターへ車で向かう途中、

猫は自分を助けてくれたアンさんたちにすり寄ってきました。

毛が焼け、顔にも火傷を負っていましたが命に別条はありませんでした。

ソーシャルメディアのおかげで、猫の飼い主も見つけることができました。

猫はその後、前足に治療を受けて順調に回復しているそうです。

アプとの再会

その後何日か捜索し続けた結果、ようやくアプを見つけることができました。

しかし、再会して16日目にアプは天国へ旅立ってしまったのです。

ひどい怪我を負いながら、アプはアンさんたちが来るのを待っていてくれました。

再会できたのはまるで奇跡でした。

「アプは抱っこが大好きで、散歩するのが大好きな素晴らしい子でした。アプは今、天国で穏やかに暮らしていると思います。アプのことは絶対に忘れません。」

アンさんはこのように語っています。

助からなかったのは残念でしたが、

一生懸命自分を探してくれたアンさんたちのことをアプは感謝しているはずです。

これからアプは、天国でアンさんを見守っていくことでしょう。

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出典:LoveMeow

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