凶暴と障害というハンデ
ピットブルは番犬としては優秀ということもあり、
躾が行き届いていればすぐに新しい飼い主さんが見つかります。
しかしカルメーラは前足を痛めてしまっており、番犬としての役目を果たせない可能性があります。
グルーミングサロンを運営するサンディさんは、
カルメ―ラの里親が見つかるまで施設で世話すると申し出ました。
新しい施設に行ったカルメ―ラは、心の傷を癒しながら新しい家族に出会えるのを心待ちにしていましたが、
1年が過ぎても彼女を引き取りたいと申し出る人は現れませんでした。
同じ苦しみに悩む姉妹
ある日のこと。
カルメ―ラの元に10歳になる双子の姉妹、ティアナちゃんとジャンナちゃんがやってきました。
2人とも盲目で、ジャンナちゃんは自閉症でもあります。
姉妹は障がいがあるせいで、学校で「違うもの」とみなされてきました。
しかし同じく体にハンデのあるカルメーラなら、自分たちの辛さを理解してくれると考えたのです。
姉妹の気持ちを知った母親は、
翌日サンディさんのサロンへ向かいカルメ―ラを家族に迎えたいことを伝えました。
無事に譲渡され、家族になることができました。
偏見と身体障害という、2つのハンデを抱えながら生きてきたカルメーラ。
彼女のように、差別に苦しむペット達が1匹でも減ることを祈るばかりです。
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出典:LittleThings