ルルのための決断
ルルがトレーニングを始めてから数週間たったある日のこと。
爆発物の匂いに対し、ルルは興味のない素振りを見せ始めました。
その時の様子を、CIAの職員はこう話しています。
「犬たちは人間と同じで、調子の良い時もあれば悪い時もあります。トレーニングに飽きた素振りを見せても、通常は数日経てば元に戻り訓練に励む犬がほとんどです。」
Lulu wasn’t interested in searching for explosives.
Even when motivated w food & play, she was clearly no longer enjoying herself. pic.twitter.com/puvhDk1tRX— CIA (@CIA) October 18, 2017
しかし、ルルは日を追うごとに元気がなくなっていきました。
大好きだった食事や、遊ぶことでさえ楽しめなくなっていったのです。
「ルルは明らかに爆発物を探す仕事に興味がありませんでした」と話す職員。
There are a million reasons why a dog has a bad day & our trainers must become doggy psychologists to figure out what will help pups. pic.twitter.com/iaeRpGiSUR
— CIA (@CIA) October 18, 2017
そこでCIAの職員達は、「どうすることがルルにとって最善か」を考えました。
そしてルルのことを思って考えた結果が、「退職させること」でした。
「私達にとって、最大の関心すべきは働く犬たちが肉体的・精神的に幸福であることです。非常に残念ですが、ルルにとってのベストを考えた結果が“退職”でした」
無理に嫌がることをせず、ルルの気持ちを優先しての判断です。
その後の生活
職員たちの優しい計らいにより、退職することになったルルは職員の1人に引き取られ、
新しい家族と共に幸せそうに暮らしているそうです。
今回の一連のエピソードに対しては、たくさんの称賛の声が寄せられました。
・その決断は素晴らしい!」
・ルルには別の、ルルにしかできない何かがあるはずだ
・ルルが素敵な家族と暮らせて本当に良かった
Lulu was adopted by her handler & now enjoys her days playing w his kids & a new friend, & sniffing out rabbits & squirrels in the backyard. pic.twitter.com/WOImM75P1D
— CIA (@CIA) October 18, 2017
現在、ルルは裏庭にいるウサギやリスの匂いを嗅ぐことが好きとのこと。
またCIAの職員は、「私達にとって、犬たちは家族のような存在」と話しています。
ルルの気持ちを最優先に考えたおかげで、幸せに暮らしているルル。
犬たちを良きパートナーとして大切にしていることがわかる、温かいエピソードですね。
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出典:Twitter/Central Intelligence Agency