側溝に落ちた子猫
レバノン共和国の首都、ベイルートの公園で側溝に落ち、瀕死寸前の子猫が保護されました。
子猫は公園に遊びにきていた親子によって発見され、
通行を受けて現場に駆け付けた動物保護職員の手にによりただちに動物保護施設へと連れていかれました。
長い時間水につかっていた影響で子猫の身体は冷えきり、自分では歩けないほどに衰弱していました。
子猫が見つかった公園付近には大学のキャンパスがあり、そこにはたくさんの野良猫が住んでいます。
彼らの殆どが誰かに捨てられ、そこに住み着いていたのです。
この子猫も元は誰かに飼われていたのかもしれません。
生後5週間ほどで、体重はたった190グラムしかありませんでした。
瀕死寸前から・・・
スタッフたちは獣医の指示に従い、子猫を温めたタオルで包み冷えた体を温めてあげました。
子猫が小さすぎるため、この処置が正しいかはわからないと獣医は言いました。
いつ死んでもおかしくない状態でしたが、スタッフたちは諦めることなく子猫の看護を続けます。
子猫のために特別なご飯を用意し、
2~3時間おきに食べさせてあげるなどの献身的な介護を続けたおかげで、
子猫はみるみるうちに元気にりました。
お腹が空いていたようで、与えられたご飯を残さずに食べたてくれたそうです。
保護から数日後には、元気に走り回るまでに回復しました。
体重も240グラムまで増え、このころから人間に甘えることを覚えたといいます。
美しい姿に
子猫の里親になったマギーさんは、こう語りました。
「危ない状況だった子猫の命が助かり、こんなに元気になった姿を見ることができてとても嬉しいです」
新しい家族の元で暮らす子猫には、自分専用の部屋が与えれらたそうです。
けれども里親のマギーさんが部屋に入ると、子猫は大喜びして胸に飛びついてくるのだそうです。
マギーさんの母親はアルツハイマー病を患っています。
子猫がきてくれたおかげで、母親に笑顔が戻ったとマギーさんはいいました。
生まれて数週間で生死の境をさまようはめになってしまった子猫。
今ではつらい過去より、幸せな毎日を楽しんでいるようです。
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