見放された子猫
ドルチェが保健所に持ち込まれた時、偶然その場に居合わせたHRのスタッフはこう語りました。
「彼女の目は飛び出ていて、暗闇で自分の不幸を見つめているように見えました」
母親の免疫が弱まる生後6~12週目の子猫は、感染症にかかりやすい状態です。
時には他のウイルスと混合に感染してしまうこともあり、小さな子猫は命を落としてしまうのです。
ドルチェは目にウイルスが入り、目が飛び出した状態に…。
目は腫れあがり、見知らぬ場所へ来てしまったドルチェ。
子猫の無邪気な仕草はありません。
絶望感と不安のなか、生きているのがやっとのようです。
しかし、HRのスタッフはドルチェを見捨てませんでした。
ドルチェの未来
ドルチェはすぐに動物病院へと運ばれました。
獣医師は左目の視力が残る確率は80%、対して右目は20パーセントという診断を下しました。
視力を守るために手術が行われ、HRのケアで愛されることを学んだドルチェ。
感染症の薬も投与され、腫れあがっていた右目もかなり小さくなったようです。
「右目は20%」という事ですが、僅かでも視力が残ります。
ドルチェの未来は明るい光が射してきたのではないでしょうか?
それから8ヶ月後、ドルチェは新しい家族の元で暮らしています。
このお家には盲目の猫ティグラの他、2匹の猫と犬3匹もいる大家族です。
盲目のティグラと暮らしている飼い主さんならば、ドルチェの気持ちも理解してくれます。
何よりも大先輩がいるのですから、もう安心です。
一度は見捨てられたドルチェですが、これからはみんなと仲良く幸せになって欲しいですね。
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出典:YouTube