虫嫌いな母親
(@tamazzo)さんが虫を男の子の手に移して一緒に楽しんでいた所、
お母さんはこっそりこのようなことを教えてくれました。
「虫が好きな子供のために昆虫館へ連れてきましたが、私は虫がとても苦手で見るのもやっとなんです。だから子供が虫を見たいと言い出した時、あなたが来てくれたのでチャンスだと思いました。」
と、私の手から男児の手に移動させて一緒にうふうふしたんだが、男児には見えない聞こえないように、母親さんが「知らない方に、ほんとにすみません。うちの子、虫が好きで、連れてきたんですけど、私はすごい苦手で、見てるのやっとで、(続く
— 玉川数 『里山奇談』各巻よしなに。 (@tamazzo) September 26, 2017
でも触れるコーナー子供が見たいって言い出して、そこにあなたがいらっしゃったのでチャンスだって、つい」と教えてくれた。
見ればトリハダ立ってるの。私と男児が手に乗せてきゃっきゃしてたのデュビアです。丸くておっとりしてるけどゴキなんだわ。苦手な人にはきついかもなあ。(続く— 玉川数 『里山奇談』各巻よしなに。 (@tamazzo) September 26, 2017
このお母さんにとって、虫は触るどころか見るのも大変な存在です。
子供が虫を触りたいと望んでも、自分がとってあげることはできません。
だから、たまたま虫のコーナーにいた(@tamazzo)さんに頼もうと思ったのですね。
カッコいいとは?
お母さんが話した通り、子供の方は本当に虫が好きなようでかなり楽しそうな表情を浮かべて見ています。
おそらくこのお母さんは、「虫が気持ち悪い」という自分の本音を子供の前で言ったことがないのでしょう。
@tamazzoさんも言っているように、カッコいいとはこのような人を指して言うのでしょう。
でも、子供すっごい楽しそうに見てるの。トリハダ立つほど虫が苦手でも、この若いお母さんは、子供の前で一度も「虫が気持ち悪い」とか言ったこと無いんだろう。嫌な顔もしないように頑張ったんだろう。(続く
— 玉川数 『里山奇談』各巻よしなに。 (@tamazzo) September 26, 2017
カッコいいってこういうことだなあ。善きおなごよのう、とうっとりしながら、ありがとうって手を振る親子を見送った。五年ほど前の話。
— 玉川数 『里山奇談』各巻よしなに。 (@tamazzo) September 26, 2017
自分にとっては鳥肌が立つほど苦手な虫でも、
子供が望んでいることを一番に考えようとしていることがよくわかる対応です。
この素敵なお母さんの愛情を一身に受けている男の子は、素晴らしい青年に成長していくことでしょう。
頑張り屋さんであるお母さんの姿に、心が温かくなるお話でした。
【関連記事】
*「ぶつかってきた人に謝ってはダメ!」ある母親が娘へ送ったメッセージに考えさせられる・・・
*母親の行動が家族の命を救う!家中の蛇口を全開にし床にしゃがみ込んだ結果・・・
*引き算が苦手な息子にお母さんが教えた「引き算が楽しくなる方法」に目からウロコ!
*「何もできないという価値」とある母親の綴った文章がテレビで取り上げられて話題に!
*母から娘への手紙→「人は必ず老いる」とはどういう事か生涯をもって教えてくれた内容に胸が熱くなる…!
出典:Twitter