戻ることはない飼い主を待ち続けた犬が保護された後に公開された手紙に綴られた想いとは!?

飼い主を待つ犬

のちに「バンジョー」と名前を付けられるこの犬は、

救助隊員が近づくと身を縮めて一目散に逃げてしまうのでした。

飼い主に置き去りにされたことを知らず、迎えに来てくれるのをずっと待っているようです。

バンジョーは何日も餌を食べていません。

身体はやせこけ、今にも倒れてしまいそうでした。

この辺りには、犬を襲うコヨーテも住んでいます。

日が沈み始めると、至る所からコヨーテの遠吠えが聞こえはじめます。

夜は人間にとっても危険がいっぱいです。

人には慣れていることは明確なのですが、なかなか救出までに至りません。

餌を使った誘惑作戦を何時間も続けて、ようやくバンジョーを捕まえることができました。

バンジョーはラパゾさんたちが敵ではないと認め、お腹をなでさせてくれたのです。

飼い主への手紙

バンジョーを救助したラパゾさんは、自身が所属する動物保護団体「Kings SPCA」のフェイスブックに、

バンジョーを捨てた元飼い主宛に手紙を書き残しました。

「冷酷な心を持つこの犬の飼い主さまへ」

こんな出だしで始まる手紙には、バンジョーが捨てられているとの通報を複数受け取ったこと、

バンジョーが何日もの間飲まず食わずでそこに座り続けていたこと、

バンジョーは飼い主である『あなた』を待ち続けていたこと、

大好きな人に裏切られたことも知らず、

寒い中で空腹なのをこらえて何日も怯えていたことが書かれています。

また、こんなことも綴られていました。

「バンジョーはとても賢い子でそんな彼を平気で捨てた飼い主。あなたにこの素晴らしい犬を飼う資格はありません。そして、この先もどんな犬も飼う資格もありません。」

飼い主を責める内容で締めくくられた手紙。

元飼い主がこの手紙を読んでいるかどうかは分かりません。

無責任な飼い主への憤りを感じる手紙は、世界中の人々が共感しました。

保護されたバンジョーは今、新しくできた仲間と共に施設で楽しく暮らしています。

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出典:LittleThings

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