マイクロチップから判明した事実
マイクロチップが埋められたのは、バンジョーが2歳の時。
今から26年前の1991年の時でした。
さらに2歳の時に埋められたとなると、現在は少なくとも28歳。
人間でいうと、約125歳!
なんと超長生きの猫だったのです。

いわゆる「おじいちゃん猫」のバンジョーですが毛並みが良くて気品があり、
その佇まいから若々しく見えてスタッフの間では「英国紳士」などと言われていたようです。
こんなに綺麗で元気な猫なのですから、きっと飼い主も心配していることでしょう。
マイクロチップの情報から特定した飼い主に、スタッフは早速連絡をしました。
しかし、飼い主から返事が来ることはありませんでした。
新しい家族
飼い主からの連絡がないため、スタッフはバンジョーの為に新しい家族探しを始めました。
幸い、健康体で人と触れ合う事にも慣れているバンジョー。
年齢の割に食欲が旺盛で、シェルターでもすぐ人気者になったそうです。
当時バンジョーのお世話係をしていたアニールさんが
「1日のうちで1番楽しいのはバンジョーのお世話をしている時!」と話すほど、
バンジョーはたくさんの人に可愛がられました。
そして保護されてから2週間あまりが経った時、
バンジョーを新しく家族としてお迎えしたいという家族が現れました。
年を取ったバンジョーに静かな環境を用意できる家族だそうです。

まだまだ元気なバンジョー。
今までどんな生活を送ってきたのかはわかりません。
しかしこれからの余生、元気で幸せに過ごしていって欲しい事を願わずにはいられません。
ちなみに、ギネスに登録されている長生き猫はアメリカの38歳の猫だそうです。
いつしかバンジョーの名前に更新されたら、なんだか素敵ですね。
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出典:LoveMeow