足に怪我した犬
家族の通報を受けて動物の保護団体『Hope for Paws』が現場に駆け付けました。
手入れをされておらず、汚れている被毛から野良犬という事が分かります。
スタッフが近づこうとすると、怯えて逃げようとしました。
しかしどうやら脚に怪我を追っているらしく、思うように動けないようです。
スタッフは優しく声を掛けながら撫でる事はできましたが、怪我の痛みのせいで唸りだしました。

そこで犬とスタッフの安全を考慮し、抱き上げることを断念して別の手段で犬を運ぶことに。
「布を即席の担架にして車まで運びました。するとすぐに落ち着いてくれたのです。」
と保護団体の創設者、エルダッド・ヘイガーさんは語りました。
マイロ
怪我を負っていた野良犬には、「マイロ」という名前がつけられました。
マイロは駆け付けてくれたスタッフが、自分を助けてくれたのを悟ったようです。
病院でも大人しく検査を受けてくれたマイロ。
検査結果は脚の骨折ではなく、何かの動物に咬まれて化膿していたとのことでした。

動物に咬まれた跡を放置しておくと化膿が進み、脚の切断どころか命にも関わっていたかもしれません。
あの時、スタッフの方々が諦めずにマイロに無理なく保護できたことは幸いですね。
治療はすぐに開始され、痛みが和らいだマイロの心にも変化が現れはじめました。
心を開いたマイロ
「痛み止めと抗生物質の投与を開始すると、すぐに機嫌がよくなり、翌日には尻尾フリフリのハッピードッグに変身しました」と語るヘイガーさん。
脚に巻かれたキャストもお構いなしに、
人と遊び触れ合いを求めるマイロの姿は唸っていた時とは別の犬のようです。
発見者の方、保護スタッフの優しい対応、病院スタッフの丁寧な処置。
たくさんの人々の優しさが、マイロを人間好きなワンちゃんへと変えていきました。
これからはその明るさで、周囲を幸せな気分にしてくれるでしょう。
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出典:YouTube