キュラソー島の現状
ギズィーのいるキュラソー島は、動物愛護の意識が低いです。
不妊や去勢への関心も薄いせいで、動物が捨てられることは珍しい話ではないのです。
マリエッテさんは住民についてこう話します。
「住民には何度も動物の扱いについて話してきましたが、彼らには動物をペットとして扱う文化が無いんです」
しかしマリエッテさんの地道な努力の結果、住民の意識は徐々に変わってきているそうです。
マリエッテさんは現状をこのように語っています。
「動物を正しく扱う住民は増えていますが、理想には程遠いです。私にできる事は不妊・去勢の啓蒙活動にフードの支援、後はTNRのための捕獲機を貸与するくらいなんです」
成長したギズィー
カルロさんに助けられてから数ヶ月後、ギズィーは母猫と同じ大きさにまで成長しました。
そして一緒に育てられたベラとは、その後も特別な絆で結ばれています。
「ギズィーの片目には小さな穴が開いていましたが、薬で完治しました。とても美人になって性格も最高なんです」と語るマリエッテさん。
母猫のいないギズィーを自分の子として育ててくれた母猫、
そして弱っていた彼女を看護してくれたマリエッタさん。
周囲の協力によって、ギズィーは立派な成長を遂げることができました。
1日も早くギズィーが運命の家族と出会い、
そしてキュラソー島の動物愛護への意識がより高くなるように祈っています。
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