寂しがり屋のヴィエナ
ヴィエナは寂しがり屋で、人間の愛情を求めていたのです。
高齢の飼い主さんのもとにいた頃は、あまり手の行き届いた環境であったとは言えなかった様です。
保護された時のヴィエナはやせ細ってノミだらけ、
貧血になってしまう程の状態で呼吸も困難となり、食欲もあまりなかったそうです。
医療チームは、すぐに治療にあたりました。
またヴィエナは9歳という年齢だった為、
心休まる環境としっかりと世話をしてくれる飼い主さんが必要でした。
その為、ソーシャルメディアで彼女の情報を共有し、飼い主さんを探す事にしたのです。
エルヴィスとヴィエナ
ヴィエナはゲージの前を人が通るたびに目を大きくし、尻尾をふってアピールをします。
いつも一緒のエルヴィスはそんなヴィエナを見守ります。
仲良しのエルヴィスは常に彼女の心の支えになっているのでした。
ヴィエナは目の上に大きな腫瘍があり、これも除去して検査する必要がありました。
そんな彼女には毎日愛情を与えてくれる家族と、
医学的に必要な治療を受ける事ができる生活環境が必要なのです。
そしてある日、ついに理想の飼い主さんが現れました。
2匹のもとに、1人の人物が会いに来てくれたのです。
それから2匹は一緒にその人に引き取られて行ったのです。
これでウィエナとエルヴィスはこれからも一緒に過ごせます。
新しい飼い主さんのもとで、もう寂しい思いもしなくてすみます。
いつまでもずっと元気に暮らしていって欲しいですね。
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