障害を抱えた子猫
北カリフォルニアのとある動物病院で、まだ生後4週間の子猫が保護されました。
その子猫、実は橈骨発育不全という障害を持って産まれ、
前脚の骨が短く4本脚で歩く事が難しい状態でした。
この特徴的な立ち姿勢から、名前は「カンガ・ルー」と名付けられました。
ところが障害がある為、安楽死する事が決まっていました。
そんなカンガの事を偶然知ったシェリルさんという女性が、
サンフランシスコの動物保護団体に保護してほしいと伝え、
安楽死の直前に間一髪でシェルターに保護されたのです。
新しい暮らし
シェルターに来たばかりの時は、少し戸惑いもありつつそれでも喜んでいるようでした。
施設ではスタッフが手を近づけると、不自由ながらも前脚で一生懸命掴もうとしています。
とても可愛い姿に、つい綻んでしまいますね!
施設で暮らすカンガでしたが、
インターネットでカンガの動画を観たジョイスさんはすぐに好きになり、里親になる事を決めました。
その後、引き取り家に連れて帰るとカンガはベッドの上で大はしゃぎして、ジャンプを始めました。
ジョイスさんのお宅には、同じトラ猫が先にいました。
いつもカンガを守ってくれて、遊び相手にもなってくれる優しいお姉さんです。
心優しいカンガ
ジョイスさんのお宅に来てから1年。
美人猫に育ったカンガ。
ジョイスさんは更に保護猫を引き取り、一緒に飼い始めました。
するとカンガはまるで母猫のようにみんなを見守り、
他の猫達もカンガのやる事をマネし慕っているように見えました。
安楽死の直前で命を救われたカンガ。
障害があるとは言え他の猫と少し違いがあるだけで、とっても美人でそして立派な大人の猫へと育ちました。
これからも飼い主さんと他の猫達と共に、幸せに暮らしていって欲しいです。
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出典:LoveMeow