殴った理由
「僕がずっと強くいられるようにって、最期にお母さんからもらったお守りだったんだ。それを友達がダサくて気持ち悪いって言った。それだけじゃなくて、僕がいない間にランドセルから出してハサミで切っちゃったんだ。だから許せなくて殴った。ごめんなさい、お父さん。」
震える声を抑えながら、涙をこらえてこのように説明した息子さん。
彼のお母さんは既に病気で亡くなっているのです。
病名はガンでずっと闘病生活を続けていましたが、完治することなく去年この世を去りました。
息子さんが話したお守りについて、お父さんは知らなかったそうです。
息子さんの気持ち
話を聞いたお父さんは切られたというそのお守りを見せてもらいました。
妖怪ウォッチのジバニャンのイラストが再現された、手作りのお守りでした。
泣きながらそのお守りを渡してきた息子さんの姿を見て、
その想いを知った後のお父さんにはもう彼を怒る気持ちが湧きませんでした。
そして、息子さんと一緒にその場で泣き崩れてしまったとの事です。
人を殴ってしまったのはもちろん良くないことです。
暴力は絶対に肯定してはいけない行為だと語るお父さん。
しかし、息子さんだけが悪いとはどうしても思えません。
お父さんは息子さんのこの気持ちを何よりも大事にしたいと思ったそうです。
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出典:Cadot