穴に隠れる犬
穴の中に犬が隠れている事に気付いた夫妻は、すぐさま犬を地上へ出してあげることにしました。
しかしその犬は、足を怪我しているせいでうまく歩けていませんでした。
ウーカシュさんは当時の犬の様子についてこう語りました。
｢その子は走りかたがおかしいし、後ろ足は地面についていなくて不安定な状態でした｣
保護しようとしましたが、犬は穴の中へ逃げて行ってしまいました。
ウーカシュさんは入口の石をどけて穴の中に手を差し込みました。
犬はウーカシュさんの手の匂いを嗅ぎ、前足を乗せてきたのです。
犬はとても人懐こい性格だったのです。
犬を保護した夫妻はすぐさま動物病院へ駆け込みました。
後ろ足のけがは、車に轢かれたか狩猟用の罠にひっかかってできたそうです。
足を怪我して3週間以上は経過していると獣医さんはいいました。
ボビーの新しい家族
夫妻は保護した犬にボビーと名前を与え、一緒に暮らすことにしました。
大けがを負ったボビーの後ろ足は、残念ながら切断しなくてはいけなくなりました。
足を一本失ってしまいましたが代わりに心優しい夫妻の家族になり、今は幸せに暮らしているそうです。
ボビーは心と体の健康を取り戻し、今では毎日家中を走り回るほどの元気を取り戻しました。
新しい親友もできました。
保護犬のレオンです。
ちょっぴり偉そうな子ですが、2匹はとても仲良し。
けれどもボビーが一番好きなのは、やっぱり自分を助けてくれた人間の家族です。
ボビーは今も、新しい家族と共に幸せに暮らしていることでしょう。
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出典：boredpanda
