革の質感
革の質感を出すのに、小さな紙を丁寧に貼りつけていたようです。
「ほぼ苦行でした」とおっしゃる小坂さん。

表から見えない部分も丁寧に作業されています。
この細部へのこだわりは、まさにプロですね。

250時間未満の時を制作に費やしたそうです。
ブランド名の文字も、丁寧に貼りつけていますね。

たくさんのアクセスありがとうございます。恐縮です。
ちなみに今作において革の表現はほぼ苦行でした。。 pic.twitter.com/MkqIltaG6z— manabu kosaka / 小坂学 (@coca1127) August 27, 2017
これほど緻密な作業の中、いくらプロといえども失敗はつきものです。
その失敗作について小坂さんは次のように述べています。
制作に失敗は付き物だと思っています。失敗部分は諦めて作り直します。。 pic.twitter.com/6qdhhEg5nI
— manabu kosaka / 小坂学 (@coca1127) August 22, 2017
一度通過した作業は失敗であっても経験としてのノウハウが残ります。繰り返しの作業はスピードもクオリティも確実に上がります。ただ一度目に比べて生っぽさが消えます。生っぽい作品にしたい場合はたとえ失敗であっても個性としてあえて残す様にしています。
— manabu kosaka / 小坂学 (@coca1127) June 29, 2017
ただの失敗で終わらせないのが凄いですね。
この努力がクオリティの高さへと結びついているようです。
その他の作品
小坂さんは、その他にも紙で出来ているとは思えない作品を発表しています。
色が白いだけで本物そっくり。
今にも秒針が動き出しそうです。
しかし、この作品にも失敗があったとか…。

この部分、3日ほどかけて造型しましたが没。クオリティに失敗はつきものだと言い聞かせて。。 pic.twitter.com/zj2suw0rOj
— manabu kosaka / 小坂学 (@coca1127) June 29, 2017
「3日ほどかけて造型しましたが没」とのこと。
どこが失敗しているのか素人にはわかりません。
これほどの完成度で失敗なのですね。

こちらも有名ブランド『フランク・ミューラー』の時計です。
革ベルトの細かな質感がでています。
文字も針も精巧に作られています。

社会的に禁煙が強化されていますが、男性の憧れ『ジッポのライター』です。
白い紙で出来ていると分かっていますが、今にも火がつきそうです。

カシオから発売されているデジタル時計の『G₋SHOCK』。
紙で出来ているとは思えない質感ですね。
憧れるという気持ちは、ものづくりのプロにとって必要不可欠な感情のようです。
制作過程を公開されましたが、誰にも真似できないのではないでしょうか。
これからも、精密でこだわりのある小坂学さんの作品がとても楽しみですね。
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出典:Twitter