7キロを往復
こちらの写真に写っている女性は、
毎晩ビニール袋の中に食べ物を詰めてルーシアに与えることを繰り返しています。
女性の話によれば、ルーシアがもらった食べ物を独り占めしようとしたりはしないそうです。
食べ物が詰まったビニール袋をくわえると、
空腹状態の仲間たちが待っている廃品置き場へ帰っていくとのこと。
お腹を空かせているのはルーシアも同じなのですが、
彼女はその状態で毎日7キロの距離を往復する日々を送っています。
しかしそれは自分のためにやっていることではなく、彼女の帰りを待っている仲間たちのためなのです。
助け合うこと
ルーシアが廃品置き場に帰ってくると、動物たちは彼女の周りへ一斉に集まります。
しかし、食べ物の独り占めを狙ってる動物はいません。
例えお腹いっぱいとはいかなくても、少ない食料をみんなで分け合う事が彼らにとって当然なのです。
飼い主さんに捨てられた過去を持ち、今までずっと支え合いながら生きてきた動物たち。
そんな彼らだから、助け合っていく事の大切さをお互いに理解しているのかもしれません。
過酷な状況におかれてもなお助け合っている動物たちの姿から、
私たち人間が学び取れるものはたくさんあるのではないでしょうか。
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出典:dailymail