奥さんとの思い出
短かったというのもあったけれど、
彼が1番に思ったのは走馬灯のように出会った日からの奥さんとの思い出が一気に蘇った事だそうです。
結婚当初のご飯は本当に酷くて何も考えずに残し、
奥さんが泣きながらそれをこっそり食べていた等の思い出が駆け巡ったとの事。
しかしそのご飯が恋しくて、今ならおかわりして泣きながら喜んで食べると彼は言います。
毎日の当たり前が当たり前じゃなくなった時、彼は空っぽの状態になりました。
奥さんが亡くなる直前、彼は「まだ逝くんじゃない」と伝えたそうです。
そして奥さんはこのように返しました。
「大丈夫ですから。先にあっちの家で家事を済ませておきますから。私からあなたへの仕事としてちゃんとやり残しがないようにして下さい。ちゃんと仕事をしてから帰ってきて下さいね。」
料金
流雲さんはこの話を聞いて号泣します。
そして運転手さんはそんな流雲さんに1つのアドバイスを贈ってくれました。
「今のあなたに大切な人がいるなら、それを当たり前だと思ってはいけない。毎日、恋しいと思って過ごすのが良い。当たり前になったら、人は臆病になるから。」
そしてタクシーは無事に目的地へと着き、料金メーターの表示は1,200円となっています。
しかし運転手さんは、自分の意思を継いで生きてほしいから半額の600円だと言われました。
運転手さんは、
奥さんがある日ふらりと乗って来るんじゃないかという期待をしつつ運転手をしているそうです。
もしかしたら本当にそんな事が起きるかもしれませんね!
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出典:Twitter