少年は、ある志を持っていました。
ヴィニー君の母親であるアマンダさんはヘアスタイリストをしていました。
その関係でガンを克服した人々が主催する特別な催しの手伝いをしていました。
ヴィニー君も、お手伝いに参加します。
そこで目にしたのが、ガン患者の苦しい闘病の姿です。
ヴィニー君は子供ながらに考えました。
「自分も何かの役に立ちたい」と志を持ち、自分の髪の毛を伸ばしはじめました。
ガン治療のための頭髪を失った人々に寄付しょうと思いついたのです。
なんと、美しい心根を持ったヴィニー君なんでしょう。
髪の毛を伸ばしていた理由は、明確でした。
だから、からかってくる人にも 動じなかったんですね。
今年3月に2年もかけて伸ばし続けた髪の毛を「Wigs for Kids」という機関に寄付しました。
長さは33cmもありました。
しかし、寄付したあと ヴィニー君に異変が起こります。
少年に襲い掛かる異変とは?
4月28日の夜 ヴィニー君は、
かなり深刻な膝の痛みを父親のジェイソンさんに訴えました。
ジェイソンさんはさっそくヴィニー君の膝を確認し、腰の骨に異様なふくらみがあることに気づきました。
右まぶたも腫れていました。ただちに病院へいき、緊急治療室に入りました。
血液検査、画像診断の結果、「ユーイング肉腫」という小児の骨や軟部組織に発生するガンと診断されたのです。
しかも、ステージ4です。かなり進行しているガンなのです。
本格的な化学療法などを開始しました。
ヴィニー君の母親であるアマンダさんは、
現在妊娠6か月でお腹の赤ちゃんは男の子で、ヴィニー君に弟ができるのです。
「ヴィニーは私達に似て楽天家なのかもしれません。こんな残酷な仕打ち、本当は悔しくてたまりませんが、心を一つにしてこの病と闘い続けるつもりです」
と語っています。アマンダさんも、ガン患者のことはよく知っています。
この状況でも、前を向いて生きてくことを 考えています。
唯一救いなのが、 ヴィニー君が明るくいてくれることです。
少年の前向きな天性の明るさが心を揺さぶります。
7歳の少年ヴィニー・デソーテルズ君は現在、小児ガンの治療を受けています。
皮肉にも、ガン患者を支援するはずだったのか、逆の立場になってしまいました。
普通なら、地獄に落ちたような感じになります。
周囲の人々も 「まさか、なぜこんないい子が・・・」とその悲運に深く心を痛めています。
しかも、ヴィニー君のがん治療はお金がかかります。
医療の足しにして欲しいとオンライン募金サイト
「Go Fund Me」へ善意の人々から、45万ドルを超える大変な募金が寄せられています。
今のヴィニー君は何をしてるのでしょうか?
治療は、かなり大変だと思います。
弟ができるので楽しいことばかりきっと考えているのでしょうね。
筆者は、ヴィニー君のガン治療がうまくいくことを願わずにはいられません。