飼い主の深い愛情を受けて前向きに生きる、前足がない2匹のチワワたちに胸が熱くなる…!

生まれ持った障害

2匹のチワワの名前は「カンガ」と「ルー」といいます。

その名の通り、生まれつき前脚の無い姿はまるでカンガルーのようです。

2匹は過剰繁殖や近親繁殖が原因で、障害を持って生まれたました。

この子達のブリーダーは1年間育てましたが、

結局「Angels Among Us」という動物保護団体に引き渡しました。

そして、里親探しをしている中で出会ったのがヴーさんでした。

彼女はインターネットで2匹を知ったそうです。

障害のある2匹の里親を名乗り出たのは、彼女だけだったそうです。

さて、カンガとルーに運命を感じたヴーさん夫婦。一体どのような生活が待っているのでしょう。

新しい家族

夫婦は体の不自由な犬を飼うにあたり、特別なケアの勉強をするなど準備万端で迎えました。

夫婦は床にブランケットやマットを敷き、2匹が走り回れるような環境に整えていました。

マットの上を楽しそうに走っていますね。

「2匹を2013年の6月25日に引き取りました。それからは、2匹の居ない生活は想像も出来ません。」

と語るヴーさん。

ヴーさん夫婦に見守られ、2匹は5歳の誕生日を迎えました。

後ろ脚を使って自由に動き回ります。

特別に作ってくれた車椅子よりも、素早く飛んだり跳ねたりできるそうです。

家の中は夫婦の工夫で行動しやすいものの、外ではそう行きません。

そこで、ある魔法のセーターを思いついたそうです。

魔法のセーター

夫婦には、人間の義肢師をしている友人がいました。

切断手術をした患者さんの着る素材で、友人は2匹のためにセーターを作ってくれたのです。

セーターは、這うことでお腹が擦れて起こる感染症を防いでくれます。

そこも大切な部分ですが、何といってもセーターを着た2匹がとてもキュートなのです。

ヴーさん夫婦は、セーターを脚の無い世界中の犬達に無料でプレゼントしたそうです。

元気なカンガとルーの姿に、まったくハンディキャップを感じません。

「障害がある」と健康な人達は、気の毒に思うかもしれません。

しかし、前脚が無ければ後ろ脚が鍛えられ、不足な部分を補って強く生きられるのです。

「カンガとルーと過ごすことで、どんなに幸せで、エネルギッシュで、愛らしいことがわかります」

とヴーさんは語ります。

障害が魅力的な個性となった2匹のワンちゃん。

この子達だからヴーさん夫婦を悲しみから救えたのかもしれません。

いつまでも幸せに元気に暮らして欲しいですね。

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出典:Facebook/The Dodo

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