心を開く
スタッフは犬の警戒心を取り除くために食べ物を与えながら、
少しずつ犬との距離を縮めていきます。
努力の甲斐があって3匹のうち、
最後まで警戒心を解かなかった一番小さなワンちゃんが、心を開いてくれたようです。
やっとスタッフがワンちゃんの体を撫でることができました。
そこへ、1人の女性がやってきました。
彼女は1週間ほど前から、ワンちゃんに食ベものを与えて面倒をみてきたといいます。
他にもこの3匹のことを心配している近所の人はたくさんいました。
捕獲器で保護
その人たちも何度か3匹を保護しようとしましたが、上手くいかなかったようです。
3匹の救助を担当したスタッフのヘイガーさんは、3匹一緒に保護できるように仕掛けを用意しました。
食べ物で誘導しながら大きなカゴに入れようとしましたが、1匹だけどうしても入りませんでした。
仕方なく首に捕獲器を回すと、ワンちゃんは驚き必死に抵抗します。
「ごめんね。驚かすつもりはなかったんだ」
ヘイガーさんは優しくその犬に手をやりました。
施設で保護された3匹は、シャンプーをしてもらってきれいになりました。
そして、それぞれマーティ、ブルックリン、ペニーと名付けられました。
突然の不幸
ずっとつらい思いをしてきた3匹は優しい人たちに囲まれ、やっと幸せな時間を過ごすことができたのです。
そんな矢先、突然不幸が起こりました。
一番小さなペニーが心不全で死んでしまったのです。
もし前の飼い主が虐待をしていなかったら、ペニーはもう少し生きられたかもしれません。
保護されてからたった4日目の出来事でした。
残った2匹のマーティとブルックリンは健康状態も良く、今は幸せに暮らしているということです。
ペニーの分まで2匹には幸せに生きていって欲しいですね。
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出典:YouTube