震災で7人の命を救った災害救助犬『ダイゴ』→しかしそれと引き換えに待っていた悲しすぎる運命とは…?

エクアドルの巨大地震

現地時間の2016年4月16日19時頃、エクアドルのエスメラルダス県ムイスネから南南東に約27kmの付近を震央としたマグニチュード7.8の巨大地震が発生しました。

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この地震によって、600人以上が犠牲となり、1万6,000人以上が負傷してしまいました。

この地震はエクアドルにおいて、1979年のトゥマコ地震以来の大規模な地震となりました。

災害救助犬『ダイゴ』の活躍

このエクアドルの地震の被災地で、『ダイゴ』と呼ばれる災害救助犬が大活躍しました。

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彼は、震源地からほど近いパードナレスで救助活動を行っていました。

犠牲者を増やさないために、ダイゴは倒壊した建物のわずかな隙間に入りながら、瓦礫に埋もれた人がいないか探し回ってくれました。

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ダイゴの活躍により、7人の命が救われました。

ダイゴの活躍はネット上で話題となり、たくさんの賞賛の声が寄せられました。

・ダイゴの活躍は偉大なものだ!本当にありがとう

・エクアドルの英雄

・人間のためにありがとう

しかし、そんなダイゴに悲劇が襲いかかります・・・。

ダイゴに異変!

活動を終えて、本部に戻った時のことでした。

ダイゴがみるみるうちに元気をなくしていき、動かなくなってしまったのです。

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獣医の方が懸命に治療に当たりましたが、ダイゴはそのまま息を引き取ってしまいました。

死因は、脱水症状と過労によるものでした。

美談のままで終わらせないで!

自分の身を削ってまで私たち人間のために活躍してくれたダイゴ。

ダイゴには感謝しかありませんが、決してこれを美談のままで終わらせてはいけないと思います。

災害救助犬だって私たちと同じ生き物です。

適切なケアができていたのでしょうか?

脱水症状ということは、きちんとした水分補給ができていないということになります。

それは確実に人間の責任だと考えられます。

ダイゴは確かにネット上で「英雄」と賞賛されるほどの活躍をしてくれましたが、ダイゴのような悲劇を二度と起こさないようにするという責務が私たち人間にはあると考えられます。

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ありがとう、ダイゴ。

天国で、ゆっくり休んでね。

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