無残なローラ
捨てられてしまったローラはガリガリに痩せ細っていたところを保護されました。
きっと何日も彷徨っていたのでしょう。
その姿からはゴールデン・レトリバーの面影は消え果て、見るも無残な犬と化していました。
生きているのが不思議なほど衰弱しきっていたのです。
中耳炎や皮膚炎を患い、足には重度の感染症を引き起こしていました。
ボロボロになった口の中には、犬歯しか残っていませんでした。
さらに検査をした結果、乳腺に腫瘍もあることが発覚しました。
ローラは自力で立つこともままならない状態でした。
莫大な費用
ローラを保護した人は、すぐに彼女を動物病院に連れていきました。
しかし、獣医師に治療に莫大な費用がかかることを告げられました。
現在、ローラはインターネット上で募金を募りながら、治療を受ける日を待っているといいます。
早く治療を受けさせて、元気な姿にしてあげたいですね。
ローラを捨てた飼い主は、彼女が病気になったから捨てたのでしょうか。
それとも、途中で飼うのが面倒になったのでしょうか。
病気は後から彷徨っている間にかかったものなのかもしれません。
どちらにしても、犬を捨てた事実には変わりがありません。
日本でも
日本でも捨てられた犬や猫がたくさんいます。
保護センターで殺処分ゼロに向けて活動を続けても、対象の捨て犬や捨て猫は増え続けていくのです。
「引っ越すから」「思ったよりも大きくなったから」など、飼い主の勝手な理由で捨てられる犬たち。
飼い主は彼らのその後を考えたことがあるのでしょうか。
ローラのような可哀想な犬をこれ以上増やさないためにも、
飼ったら最後まで飼うという責任感を飼い主は身につけてほしいものです。
保護施設にいる犬や猫たちの中にも、資金がなくて治療を受けられない子達がいます。
その子たちのために少額でも寄付をするなどして、命を一つでも救ってあげたいものです。
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出典:boredpanda