私たちの食生活で、大変お世話になっている家畜の牛。
和牛やオーストラリアなどから輸入されている肉牛と、
チーズやヨーグルトの原料となる牛乳を出してくれる乳牛がよく知られています。
「牛」を思い浮かべると、巨体で小さな角が生えた茶色や黒の短い毛の牛や、
白地に黒い模様の入った牛を思い出しますよね。
しかし、ヨーロッパには毛の長い牛がいるそうです。
ギャロウェイ
ドイツのある牧場で、モコモコとした長い毛を持つ牛が飼育されています。
この牛は「ギャロウェイ」という品種で、イギリスやスコットランド原産です。
牛によく見られる角がなく、長い毛をしているのが特徴です。

日本ではあまり見かけない姿なので、一見すると牛なのかどうか疑ってしまいますね。
日本でも明治時代に輸入されたことがあるらしいのですが、
湿度の高い日本には馴染まなかったのかもしれません。
非常に穏やかで協調性のあるギャロウェイは、放牧にも関わらず餌の時間には並んで餌を食べるそうです。
そんなギャロウェイの日常を、次のページで少し覗いてみましょう。
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