涙が止まらない!たった一度の過ちから始まった24年間の仮面夫婦生活の果てに・・・

レコードショップでの出会い

趣味が合いそうな音楽

この夫婦の出会いは、旦那様(以下、Aさん)がまだ会社で新人だった23歳の時でした。

会社の近くで旦那様がレコードショップをふらふらしていると、自分が好きな音楽と似たような音楽を手に取っている女性を見かけました。

それがのちに奥様になる人(以下、Bさん)です。

一目惚れというようなことにはなりませんでしたが、レコードショップに行くたびに彼女を見かけ、その度に彼女はAさんと好みが近いCDを手に取っていました。

声をかけてみた

そしてAさんはついに、「そのバンド良いですよね?」彼女に声をかけました。

Bさん「えっ?あ、はい。」

Aさん「突然すみません。音楽の趣味が合いそうなものだったので。」

Bさん「いえ。あの、ときどき来られてる方ですよね?」

Aさん「ああ、バレてましたか。」

そんな感じの初対面の後、Aさんは彼女を食事に誘いました。

Bさんは困惑していましたが、OKしてくれました。

ちなみにのちに聞いた話によると、

「男の人に誘われたの初めてだったから恥ずかしかった」

とBさんは語っていたそうです。

デートを重ねて結婚へ…

告白を決心

食事の時間は、Bさんの笑顔に魅了されてAさんはとても楽しむことができました。

その笑顔にAさんはすっかり惚れてしまい、その後もデートを重ねていきました。

そしてAさんが告白しようと決心したデートの時のこと。

なんとBさんの方からAさんに告白してきたのです。

Bさん「あの、Aさん」

Aさん「はい」

Bさん「その…私と付き合ってください」

Aさん「へ?俺?」

Bさん「はい。Aさんが好きなんです」

Aさん「俺もです!!!!!」

Aさんは思わず、大声で返事してしまいました。

交際して間もなく結婚。しかし…

出会ったのは23歳(社会人1年目)の春、付き合い始めたのはその年の秋。

そしてそのまま翌年の秋に結婚することになりました。

Bさんの父親は頑固な人で、手痛いパンチをもらってしまいました。

Aさんが社会人2年目という若さだったからかもしれません。

Aさんは両親が他界していて、両親が住んでいた家を持ち家として兄と住んでいましたが、

結婚を機にAさんの兄が家を空けてくれました。

Bさんは結婚を機に仕事を辞めました。

元々Aさんの稼ぎは悪くなかったそうですが、Bさんのため、そして将来の子供のためにAさんは一層仕事に励みました。

そして結婚から3ヶ月後にBさんの妊娠が発覚。

翌年の秋に男の子が生まれました。

Aさんはより仕事を頑張り、Bさんとの関係も良好。

この先、すべてがうまくいくと思っていました・・・。

奥様の過ち

夫の家事

Aさんの奥様ことBさんは掃除と料理が苦手でした。

しかし、Aさんは奥様の料理がまずいとは思わなかったし、掃除も奥様が苦手な分、兄との二人暮らしをしていた時の経験を生かしてAさんがやっていきました。

料理も積極的に手伝っていきました。

しかし、それが大きな過ちを犯すことになってしまいます。

長男を産んでから約2年後、二人目の妊娠が発覚しました。

Aさんは、次は女の子がいいななんて思っていました。

そんな風に浮かれていたある日、Aさんに見知らぬ番号から電話がかかってきます。

「完璧すぎて寂しかった」

Aさん「もしもし」

???「Aさんですか?」

Aさん「はい。どちら様でしょうか?」

???「わたくし、佐藤と申します」

Aさん「はい」

佐藤さん「実はうちの主人とあなたの奥様が浮気したらしいのです」

Aさん「えっ」

佐藤さん「つきましては、4人で話し合いを・・・」

Aさんは後半部分はほとんど聞き取れない状態でした。

電話を終えてすぐにBさんに真相を訊ねました。

Aさん「いま電話があって」

Bさん「うん」

Aさん「君が浮気してるって…」

Bさん「えっ・・・」

そこからBさんは泣き出してしまい、会話どころではなくなってしまいました。

しばらくして佐藤夫婦が訪ねてきた。

佐藤さんの旦那様(以下、Cさん)はドアが開くなり土下座してきました。

佐藤さんの方はCさんの背中を叩きながら泣いていました。

ひとまず家に上げて泣いていたAさんの奥様も落ち着かせ、話し合いを始めました。

Cさんは、Bさんが勤めていた会社の課長で、2人目を妊娠する半年ほど前、つまりこの時から1年ほど前から浮気をしていたとのこと。

妊娠が分かってからは会っていなかったものの、一緒にいるところを目撃した佐藤さんの友人が佐藤さんに連絡したことで発覚したそうです。

Cさんは「償いはする」と何度も頭を下げてきました。

しかし、混乱していたAさんは「今日のところはお引き取りください」と佐藤夫婦を帰らせました。

「なんで浮気なんてしたの?」

怒りや悲しみがこみ上げる中、何を話したらいいか分からなかったAさんは、声を振り絞るようにして聞きました。

Bさんはいっそう激しく震えながら、こう答えました。

「あなたが完璧すぎて、私は必要とされていないと思った。寂しかった」

夫婦の選択

「本当にごめんなさいぃぃ」

Bさんは泣き叫びました。

「ごめん。ちょっと色々と考えさせてね。」

Aさんはそれしか言えず、部屋にこもりました。

普通に考えれば離婚でしょうが、子供のこと、自分の両親が仲良くなかったことを考え、Aさんは離婚だけは絶対にしたくないと考えていました。

親の仲の悪さから子供に自分のような惨めな思いをして欲しくなかったからです。

しかしながら、奥様を再び愛せるとは思えませんでした。

考えをまとめて、奥様であるBさんのところへ向かいました。

Aさん「君はこれからどうしたい?」

奥様(Bさん)「私には何も言う権利はありません。あなたの言うことに従います」

Aさんの挙動に敏感になって、Bさんはビクビクしていました。

Aさんは「離婚はしたくない」と家庭に対する思いを述べました。

子供のことを話すたび、Bさんは罪悪感に押しつぶされているのか、泣き出しました。

Aさんは全て話した後、「これは俺の考えだ。君が別れたいなら構わない」と言いました。

Bさんは何度も首を振りながら、「あなたさえ許してくれるなら償わせて欲しい」と頭を下げました。

そしてAさんは本当に言いたいことを言わなければいけませんでした。

「ただ、君と僕は夫婦ではない。あくまで子供たちの親として一緒に生活するだけだよ」

「たしかに僕にも問題があったかもしれないけど、やっぱり君のやったことは許せない。」

「子供たちがいなくなればそれで僕たちの関係も終わり。それでもいい?」

Bさんは何度も頷きました。

続きは下の動画から!

こうして、AさんとBさんの仮面夫婦の生活が始まりました。

ここまでかなりの長文となってしまい、申し訳ありませんでした。

しかし、このエピソードはまだ続きがあります。

この後、この夫婦は24年にも及ぶ仮面夫婦生活を送ります。

その結末がどのようになったのかは、こちらの動画からお確かめください。

※前文以降の内容は、7:30頃からとなります。

いかがでしたか?

よろしければ、このエピソードを友人などにも拡散して、色々考え合ってみてください。

1 2