面接の担当者
入社試験が行われる会社へ到着した大学生の彼は、自分を含めた合計3人のグループ面接を受けました。
面接の途中で、担当者がこんな質問をしてきました。
「今日は大雨でしたが、何かケガや不憫な事はありましたか?」
彼は約2時間前の事を思い出し、役員へ伝えました。
すると、担当者はこう話します。
「あれは下手すると大ケガにつながります。これからの長い人生、不測の事態に見舞われる事はよくあるでしょう。その為に、私たち保険会社が必要とされているのです。でも、それを君が理解して忘れなければそれで良い。」
この担当者こそが、約2時間前に彼が笑ってしまったおじさんだったのです。
その後
最初、彼は担当者が何を言っているのかしばらく理解できませんでした。
しかし、ようやく目の前の相手が滑って転んだあのおじさんという事に気付きます。
彼はその場で立ち上がり、深く頭を下げて謝罪しました。
担当者のおじさんは、にっこりとした笑顔で「大丈夫、大丈夫」と対応してくれました。
大学生の彼は後にこの会社に採用され、今は営業部署の部長となっています。
そして突き飛ばされたにも関わらず、彼を採用した面接担当者は会社の代表取締役社長となっています。
不採用となってもおかしくない相手の行動を諭すだけではなく、採用までするとは懐の広い方なのですね。
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出典:Cadot