懸命なリハビリ
ローリーさんは、イジーの足に添え木を作りました。
そして、歩く訓練やストレッチとマッサージをひたすら行い、足の関節を動かすリハビリをしました。
彼女の懸命な努力の甲斐もあり、イジーの足は少しずつスムーズに動くようになったのです。
しかし明るい兆しが見え始めた時、イジーはある悲劇に襲われていたのでした。
後ろ足が重度の凍傷になっていたのです。
あまりにも気温が低い日に生まれたのが原因でした。
気が付いた時には手遅れで、症状はみるみる悪化していきます。
イジーの後ろ足を切断するか、安楽死するかの選択を迫られてしまったローリーさん。
彼女はイジーを農場から引き取り、生きる選択を取ったのです。
車椅子の子ヤギ
獣医師と相談し、後ろ足の手術後はローリーさんのマンションで飼うことになりました。
切断手術は成功し、後ろ足を失う代わりに命を救われたイジーの新しい生活が始まります。
イジーが自力で歩けるように、ローリーさんは専用の車椅子を準備しました。
さらに自由に歩けるように、イジーの義足も検討しているとのこと。
イジーはまだ赤ちゃんなので4時間ごとのミルクは欠かせませんが、
ペットとなりローリーさんがママとなった新しい生活を楽しんでいるようです。
「イジーは私たちにとってかけがえのない存在です。我ながらこの子を家族として引き取ったのは素晴らしい決断でした」と、笑顔で語るローリーさん。
ローリーさんに抱っこされ、雪の中の散歩やクロスカントリーも楽しむイジー。
先住のワンちゃんとも仲良しです。
たくさんの山を乗り越えてきたイジーですが、これからはローリーさん家族に見守られ、
障害に負けず元気に生きて欲しいですね。
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出典:boredpanda