孤独な死
なぜモハメドさんが、あえて子供が亡くなる瞬間を看取るようなことを引き受けているのか。
それは、自分の身に起きた病気の体験にありました。
大腸がんを患ったモハメドさんは、死を身近に感じます。
しかし、奥さんも亡くなってこの世にはいません。
自分の息子は障害をもっており、付き添ってもらうわけにはいきませんでした。
死と向き合った恐怖の中、医師からの話や病院の手続きも自分で処理しなくてはならず、
大変つらい思いをしたのです。
そのような時に身寄りのない末期疾患の子供達は、
孤独の中でどれほど恐ろしく辛い思いをしているだろうと考えました。
安らかな死を…
モハメドさんが現在預かっている女の子は、6歳の寝たきりの子供です。
この子は目が見えず、耳も聞こえません。
毎日のように発作に襲われています。
そんなこと関係ないと、モハメドさんは子供を抱きしめます。
君を愛して側にいる人間がいると、体温で伝えているのです。
この子はモハメドさんの愛情で、暗く音の無い世界を恐怖に震えながら亡くなるのではなく、
愛されている温もりを感じながら光の国へ旅立つことができるのです。
「大事なことは子供達を愛し、自分の子供のように世話をすることだ」とモハメドさんは言います。
助け合い
モハメドさんは、「私たち人間は助け合うべきです」と語っています。
彼はイスラム教を信仰しています。
世界中で起きているテロ事件の影響でイスラム教が敵視されていますが、
モハメドさんの行いは敵視することに値するでしょうか?
「宗教は関係ない」とモハメドさんは言います。
あえて子供の死と向き合うモハマドさんの存在は、混沌としている現代に光を与えてくれる存在です。
困っている難民を簡単に排除しようとする風潮の中、
モハメドさんに行いは私たちに問題を投げかけているようにも思います。
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出典:YouTube