ナマケモノの魅力
「他人のことを気にしないところよ」とサムさんはナマケモノの魅力について語ります。
少しの葉っぱを食べ、
太陽の下で風を浴びながらリラックスしているナマケモノに魅力を感じているサムさん。
のんびりしたイメージのナマケモノですが、意外に好奇心旺盛で遊びが大好きなのだそうです。
ナマケモノを愛してやまないサムさんは、
2013年にコスタリカで野生のナマケモノを守る活動をする協会
『スロース・インスティテュート』を立ち上げました。
そしてサムさんは、世界に向けて野生のナマケモノの現状と注意点を発信しました。
人間がしている事
「自然界のナマケモノが徐々に数を減らしている一番の原因は、私たち人間です。森林伐採や、観光客によって命を落としているのです。」
「業者が森からナマケモノを連れ出して、観光客からお金を取って撫でさせたり、写真を撮らせたりしています。そのナマケモノはストレスですぐに死んでしまいます。」
サムさんはこのように語ります。
また森林伐採については、次のように話します。
「たくさんの野生動物が、危機に瀕しています。特にナマケモノは危険が迫っても、木から飛び降りることも走って逃げることも出来ない動物です。」
森林は伐採が進みナマケモノは住む場所を追われ、
しかも住んでいるエリアに車で乗り込んだり犬を連れて来たりしているそうです。
私たちにできる事
「彼らに近づかないこと」これが、私たちがナマケモノを守るためにできる唯一の事です。
ナマケモノはとてもデリケートな動物で環境の変化などのストレスに弱く、
ごく限られた場所でしか生きることができません。
最後にサムさんからのお願いです。
「ナマケモノが住む地域に旅行しても、お金を払ってナマケモノと触れ合うようなツアーには絶対参加しないでください。野生のナマケモノに触れたり、近くで写真を撮らないでください。連れ帰ってペットにするなど、絶対に思わないでください!」
ナマケモノを愛するサムさんの強い思いを感じます。
確かにナマケモノの赤ちゃんはとても可愛くて思わず抱きしめたくなりますが、
それはあなたの勝手な気持ちです。
ナマケモノはそのようなことを望んでいません。
そっと遠くから見守りましょう。
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出典:boredpanda