冬の湖で溺れかけており、誰もが絶望した状況のネズミの前に現れたのは・・・?

力尽きたネズミ

ネズミは凍りついた突堤の上を歩いていて、誤って湖に落ちたようでした。

突堤をよじ登ることができないと悟ったネズミは、浅瀬に向かって泳ぎ始めました。

真冬のオンタリオ湖は波が強く、なかなかネズミは前に進むことができません。

しかしネズミは諦めず、何度も波に戻されながら一生懸命泳ぎ続けます。

時々苦しそうに口を大きく開けて息継ぎをしています。

そんなネズミの姿を見たマーティンさんは胸が張り裂けそうになったといいます。

彼女はネズミをじっと見守り続けました。

数分後、ついに足が届くところまでたどり着きました。

しかし疲労困憊のネズミは力を使い果たし、その場に倒れこんでしまったのです。

ネズミの運命

マーティンさんは持っていた手袋でネズミを包み、体を温めてあげました。

ネズミは体が温まると元気を取り戻していきました。

ネズミは意識を取り戻した後もしばらく手袋の上を離れようとせず、

マーティンさんに身を任せていたといいます。

やがて、すっかり体が回復したネズミは自力で歩けるまでになりました。

マーティンさんは近くに積まれていた流木の上にネズミをそっと置きました。

ネズミは流木の上でなお元気を取り戻していきました。

ネズミはしばらくマーティンさんの顔を見ていたといいます。

まるで「ありがとう」と言っているようにマーティンさんを見た後、

ネズミは流木の隙間に消えていきました。

「どんなに小さな命であってもその命を救おうとする優しさが無駄だということはないのです」

マーティンさんはこうコメントしています。

小さくとも命は大切なものですね。

ネズミは今頃仲間の元でゆったりと過ごしていることでしょう。

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出典:boredpanda

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