スカウトの癒し
「子猫は私の足に身体をこすり始め、愛情を要求してきました。私は急に感情が込み上げて、その場で泣いてしまいました。もしかすると子猫は、私の病気に気づいていたのかもしれません。」
ジョシュさんはこのように語ります。
ジョシュさんは子猫と会った直後、全ての問題を考えることを止め、
この子猫のことだけを考え始めました。
子猫に『スカウト』と名づけたジョシュさんは、スカウトに会うため毎日外に出てご飯を食べさせ、
一緒の時間をたくさん過ごしました。
スカウトもジョシュさんのことを大好きになり、
ジョシュさんの顔を見ただけで駆け寄ってくるようになったのです。
失踪
スカウトから毎日の楽しみをプレゼントされ、
充実した日々を送っていらジョシュさんの心は少しづつ明るくなってきました。
しかしある日、仕事から帰って来るとスカウトの姿が見当たりませんでした。
ジョシュさんは近所を探し回ったものの、その日以降スカウトは姿を見せなくなってしまったのです。
ジョシュさんはひどく狼狽してしまいました。
「その時初めて、スカウトが私に大きな影響を与えていることに気づきました。彼は私に、周りの人達を気遣う気持ちを思い出させてくれました。そして、周りの人達が私のことを気にかけてくれていることに気づかせてくれたのです。」
数ヶ月後、ジョシュさんは友人と保護動物の譲渡会に行きます。
そしてジョシュさんがケージの前を歩いていると、猫の手が伸びてきたのです。
この猫の正体は、次のページでご紹介いたします。