ジョン・ワンとシニア犬
ジョンさんはうなだれる犬の姿に声をかけても近づいてきてくれないだろうと思いつつ、
犬のいる犬舎の前に立ちました。
しかしこのシニア犬は、ジョンさんの姿を見ると真っすぐに彼のもとへ歩いてきたのです。
その犬の行動に、彼は驚きを隠せませんでした。
身体を震わせながらも尻尾を振り、
ジョンさんに近づいてきてくれたシニア犬はぎこちなく笑顔を彼に見せてくれました。
ジョンさんは柵に近づいてきた犬を優しく撫で、ふたりは昔からの友人のように長い時間を過ごしました。
犬が教えてくれたこと
このシニア犬に対して、はじめはこんなにも人懐っこいとは思ってもいなかったというジョンさん。
しかし実際はとても可愛らしく、人懐っこい犬だったのです。
このことからジョンさんは、
「『見た目で中身まで判断することは愚かなこと』だとこの犬が教えてくれた」と言います。
保健所などに保護された動物は、冷たいコンクリートに覆われた部屋で恐怖に震えながら生活しています。
しかし優しい人々に触れると、そういった動物たちも心を開いてくれるのです。
この犬は現在も里親を募集中です。
この犬が新しい家族に出会い、また笑顔を見せてくれると良いですね。
ジョンさんが今回撮影した写真には、この時の様子が鮮明に写されています。
彼が撮影したシェルターで暮らす動物たちの写真は、Facebookで見ることができます。
彼だから撮影できた動物たちの表情を、ぜひご覧ください。
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