子供から夢を奪う大人
ファンサービスでサインボールを投げ入れた西武ライオンズの栗山巧選手のボールは、
この日スタジアムに観戦に来ていた男の子の手に届きました。
こどもの日でもあり、栗山選手は子供たちに向けてボールを投げたのかもしれません。
しかし次の瞬間、とんでもない事が起きたのです。
男の子がキャッチしたサインボールを、笑顔で奪い取ろうとしている女性の姿が栗山選手の目に入りました。
その場で注意するわけにもいかず、見過ごすしかない状況…。
その後栗山選手は試合を決定づけるホームランを打ち、
ヒーローインタビューの場で観客へあるメッセージを伝えたのです。
栗山巧のヒーローインタビュー
レポーターから「今日は子供の日です。子供たちへ一言メッセージをお願いします」と促された栗山選手。
会場に来ていた全ての人達に次のようにメッセージを送りました。
「ちびっこファンの諸君！君たちは将来のプロ野球選手です！しっかり練習して、同じフィールドで野球をやりましょう！」
このように子供たちに励ましのエールを送り「そしてファンの方に1つお願いがあります。」と続けます。
『ボールを投げ入れるときに大人の方がワーッと行ってしまうと、将来のプロ野球選手たちが怪我をしてしまう恐れがありますので、大人の人たちがボールを取りに行くときはファールボールのみ。ファールボールはしっかりキャッチしてください。選手の投げ入れは子供たちに是非譲ってあげてください！ ありがとうございます、よろしくお願いします。』
このように、栗山選手らしく爽やかに提言しました。
支援活動
栗山選手は、2006年から所沢市内の知的障害児のみなさんを西部ドームに招待し、
2011年から寄付サイトを通じてファンと一緒に東日本大震災の支援を継続するなど、
様々な支援活動を行っています。
いつでも弱者に寄り添ってくれる栗山選手。
ヒーローインタビューでも、奢ることなく子供の味方になる素晴らしい人柄です。
怪我のないように今後の活躍を期待しています。
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出典：ヒトモチ
