募金活動
アブドゥルさんは子どもと一緒にシリアの首都、
ダマスカスにあるヤムルークの難民キャンプで暮らしていました。
そこからベイルートまでの130キロの道のりを、彼は生活のためにペンを売りに通っていたのです。
Finally found him =) Been a lot of work, but it was worth it! Now lets help them!https://t.co/Fcg59KTbbh pic.twitter.com/SjIDmytCeG
— Gissur Simonarson 🇮🇸🇺🇦🏴 (@GissiSim) August 27, 2015
アブドゥルさんの境遇を知ったギスールさんは、
もう一度Twitterに投稿してアブドゥルさん一家の力になるよう広く呼び掛けました。
ギスールさんはアブドゥルさん一家のために募金活動も始めました。
このことはニュースでも取り上げられ、目標額の5千ドル(約60万円)には30分で達成できました。
人々の募金はこれに止まらず、17万ドル以上の寄付金が集まったのです。
人生の転機
難民であるアブドゥルさんは銀行口座を持っていませんでしたが、
レバノン当局が動いてくれたおかげで寄付金を受け取ることができました。
Abdul is a Palestinian Syrian from the notorious Yarmouk camp seen in this photo. He's a single dad with 2 children. pic.twitter.com/egFy2Bk3lX
— Gissur Simonarson 🇮🇸🇺🇦🏴 (@GissiSim) August 27, 2015
寄付金のおかげでアブドゥルさんは新しい人生を歩みます。
パン屋、レストラン、ケバブ屋を買い、16人の難民の働く場所を作ったそうです。
彼の9歳になる息子は学校に通うことができるようになり、
アブドゥルさんに抱かれて眠っていた4歳の娘にも笑顔が戻っていました。
小部屋で3人暮らしだったアブドゥルさん一家は、アパートで暮らせるようになりました。
残った寄付金は、まだシリアにいる彼の友人とその家族の援助に使われていくそうです。。
「変わったのは私の生活だけではありません。子どもや故郷の人々の生活も助けられるようになりました。」
と、アブドゥルさんは募金をしてくれた人々に深く感謝をするコメントを出しています。
人との出会いで180度人生が変わったアブドゥルさん。
これからもその幸せがいつまでも続くようにと願います。
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出典:Twitter