ある野良猫が、自分の子供たちと一緒に保護されました。
野良猫は人に対しての警戒心が強いものですが、
それが母猫となれば子猫を守るために必死で威嚇してきます。
保護されたの子猫たちは、里親さんの元へと引き取られました。
しかし、威嚇し続ける母猫のことは誰も見向きもしません。
子猫と引き離された野良猫は、さらに人間不信になってしまったのかもしれません。
そしてこの母猫は、とうとう保健所に連れて行かれてしまったのです。
野良猫の運命
殺処分寸前の母猫に救いの手が差し伸べられました。
地元の保護施設のスタッフが、母猫と一緒に保健所にいた別の子猫を助け出したのです。
「殺処分の前日に、この子のことを知りました。すぐに保健所から引き取り、養育ボランティアの家に連れて行きました」とスタッフさんは語りました。

しかし母猫は野良猫生活が長かったために、養育主さんから保護施設に戻されました。
そして、3年間里親さんが見つからなかったのです。

昨年9月10日のこと。
この子を引き取りたいという若い女性が施設に現れました。
彼女は「人間に恐怖心のある猫」を、最初から引き取ろうと思っていたそうです。
果たして、閉ざされた母猫の心は開かれるのでしょうか…?
結末は次のページにてお伝えいたします。
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